コウベガタリ - 神戸語り -

『~汽笛と共に、年明けを~』

2009年12月30日

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(ビーナス・ビレッジ にて)

 

行く年、来る年の「コンサート」に寒い窓を開けて耳を澄ますと、神戸っ子の慣わしにしている。 街中や山上の寺の鐘の前奏をしばらく続き、時計の針が重なった途端に、港に停泊中の船が一斉に汽笛を鳴らし、新年を告げる壮大なシンフォニーが響き渡る。 歴史の古い港町、汽笛の高低音に、その年の景気や港の賑わいぶりが反映される。 ことに大震災の年の瀬は、汽笛が途絶えて鐘の音だけの年もあり、不況と復興の困難に暗然としたこともある。 近年は響きのよさが増して喜ばしい。 「もっと高く!もっと強く!」

 

ボンマリアージュの今年の営業も最終日を無事にむかえる事が出来ました。 2009年、いろんな事がありましたが、 私には、年の後半に「神戸語り」を書かせてもらったのが大きな出来事の一つでした。 私ごとですが、今年のはじめに父が他界して、なんだか良い年ではないと思っていましたが、「神戸語り」と言う新たな表現の場を設けて、自分勝手な文章を皆さんに読んでいただき、本当に感謝しております。 2010年も引き続き、語って行く所存でおりますので、どうかよろしくお願いいたします。

「2010年も皆様にとって、良い年でありますように! 良いお年をお迎えください!」

 

 

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