2009年12月15日
(ブラッスリー ボンマリアージュ にて)
西洋料理とは、一般にヨーロッパ諸国で発達した料理の総称で、各国によって料理の内容は複雑に異なっている。 そのルーツははるか紀元前の古代バビロニア時代にさかのぼり、当時すでに、ワインやチーズも飲食されていたと言われている。 ギリシャが栄えた時代には、宴会の記述が残っており、紀元前5世紀の壁画には古代ギリシャの繁栄の光景が描かれている。 祝祭日の夜には酒の宴(シンポシオン)が催され、クリネーと言う長椅子にもたれながら飲食し、歓談したといいます。ちなみに、シンポシオンとは「共に飲む」と言う意味で、これが今日の学術的議論会の「シンポジウム」の語源である。
ギリシャの「タベルナ」とは、伝統的なギりシャ式レストランで、手頃な値段で、とても気さくで陽気な雰囲気に満ちていてる。タベルナが賑わうあのは夜の8時以降で、夕食はちょっと遅く、午後の8時頃になり、家族や友人、恋人たちは、三々五々、タゲルナへ繰り出します。ギリシャ料理ムサカのほかにも、肉や魚を串刺しにして炭火で焼いた「スブラキ」、イカのフライ「カラマラキア」、米にひき肉と野菜のみじん切りを加えてブドウの葉に包んで煮込んだ「ドルマデス」など、美味しい料理がたくさんあります。 人々は、ギリシャの酒「ウゾ」やワインなどを飲みながら料理を堪能し、大いにおしゃべり、大いに楽しみながら時を過ごします。
今年もはや、12月も半ばが過ぎ、「忘年会」も宴たけなわだと思います。最古の昔から、人は宴会好きであると思える。 一年の積もり積もった話をあてに酔いしれている。また、年が明けると「新年会」と銘打って酔いしれる。 私も、宴会(酒を飲む)は嫌いな方ではない、むしろ好んで参加する方である。でも、あまりにも飲み過ぎて、「もう当分、酒はけっこう。」と思うが、いざ宴会の席に着くとエンジンが掛かってしまう。みなさんも、宴会や飲食の機会が多くなる季節、お体には気をつけてください。
ムサカ・・・牛や羊のひき肉を玉ねぎやスパイスで炒め、トマトを加えて煮込み、ナスの薄切りをひき詰め、ベシャメルソース、パルメザンチーズを交互に重ねてオーブンでこんがりと焼いた、ギリシャの代表的な料理。
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