コウベガタリ - 神戸語り -

『~上海から見た神戸~』

2010年2月 8日

IMG_0360.JPG

(上海 外灘 にて)

 

昨年から、二月五日から七日に掛けての上海旅行の準備(現在の上海情報の収集)でなかなか「神戸語り」を書く時間が無かった。 情報を集めれば集めるほど、頭でっかちに成る。 渡航の日程が決まって、上海に在住しているボンマリアージュのお客さん達に連絡したら、こころよい返事を頂いた。

 

上海への渡航は、今回で四回目になる。 毎回お世話になっている「O氏」や先月から上海駐在が決まってまだ日も浅い「M氏」と毎夜毎夜あたかも神戸の夜を楽しんでいるがごとく朝方まで飲み明かした。

 

今までの上海の印象と今回の感想は、以前とは比べられないほど違っていた。 「世界都市上海」は以前、私が感じたハード(表面重視)から、ソフト(いろんな意味での文化レベル向上)へと変革していたと感じた。 以前は、日本の商品やお洒落な店構えをした物を持ち込めさえすればビジネスに成ったと思った時期もあるが、今は上海の最新の感覚(世界基準)を逆に神戸は学び直さなければならないのではないかと感じた。

 

現に、新天地のカフェで、妻が「カシス・オレンジ」を注文すると、ウエイトレスが「カシス・ハイボール(ソーダ)しかない!」と言われたが、「カシスとオレンジジュースがあるなら、こうしたら出来るよ!」と教えて、希望の「カシス・オレンジ」が出来上がった。 会計の時に、そのウエイトレスが「カシス・オレンジって美味しいの?」と聞いてきたので、「とっても美味しいよ!今度試してみてね!」と言ったら、彼女は「絶対に試してみる!」と笑顔で受け答えしてくえた。 もちろん、私は中国語は話せないので英語の会話であったが、考えてみれば国際都市を自負するなら完璧な英語でなくても片言の英語でコミニケーションを図って当然ではないか。

 

残念な事に外国の人から声を掛けられて無視してしまう神戸っ子が多いようにお思ってしまう。 開港以来からの国際色豊かな神戸っ子気質をもう一度呼び起こして欲しいものだ。

 

神戸と上海は歴史的に見ても昔から深い関係にある。 その港町として同じ地域性であるのに、二つは決定的な違いがある。 勿論、経済的に見て上向きかそうで無いかでは無く、次世代の文化レベルにあると思う。.神戸も上海に習い、「世界都市神戸」を実現したいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントする